井戸掘り開始

打ち抜き井戸の原理や道具の作り方など、細かいことについては、多くの方がネット上で公開されていますので、ここでは過程のみ紹介したいと思います。
興味のある方は、リンク集などもありますので、検索してみてください。
まずは道具です
あらかじめ、曽我部式の掘り機を2個作りました。
井戸掘り機1
続いて堀り開始です
庭の一画に位置を定め、まずスコップで直径50くらいの穴を掘ります。
掘り始め
塩ビパイプのかけら、土管のかけら、空き缶、軍手、ガラス片、コンクリート片などが混じり合った造成用埋土を60cmほど掘ると、粘土の層になりました。
粘土層
ガイド用に塩ビのVU100管を差して、周りの穴を埋め戻し、水を入れながら掘り機で突き始めました。
ところが!
粘土層はあっという間、20cmほどで終わり、いきなり砂礫層になりました。
こうなると、掘れているのかいないのか、砂利とすなが少しずつしかあがってきません。
やはり、難しいのか...

井戸掘りの計画

以前から井戸には興味があり、近辺の井戸調査資料を見ていたので、だいたいの地質は判っています。
おおざっぱに言うと、下図のような感じです。
地層概要
南足柄市から、開成町、大井町、小田原市と続く足柄平野は、基本的には上から下まで砂礫層ばかりなのですが、小田原市の北端あたりから南には、途中に粘土層があるそうです。
そのため、粘土層の下まで(30m以上)井戸をを掘ると、粘土層の圧力により、地下水が自噴するということらしいです。

さて、自分で井戸を掘るとなると、やはりホタル飼育と同様、ネットで検索することになります。
結構多くの方がDIYで掘られていますが、大半は、曽我部さんとおっしゃる方をルーツとする打ち抜き方式による井戸掘りです。
この方式は、低コストで、土の排出量が少なく、比較的手軽にできるので、私もこれでいきたいと思います。

ところが、この打ち抜き方式は、基本的に土を掘るのに適した方式で、砂礫層には不向きです。
上記のように、ここは砂礫層ばかりですので、うまくいかない確率が高いのですが、ダメモトでちょっとやってみたいと思います。
もちろん、30m掘れるなどとは考えられないので、自噴は期待しませんが、このあたりは、昔は田んぼの底から地下水がしみ出していたという話もあり、浅い層にも水があるのではないかと予想しています。

カワニナの確保と“決断”

ホタルが孵化したときすぐやれるように、餌となるカワニナを確保しておくことにしました。
カワニナは、横の小川でいくらでも獲れますが、ホタルにやる前にヒルを駆除する必要があります。
駆除方法は、ざっと以下のとおり。

1. 水道水でガシガシ洗う(ヒルが出る出る)
2. 3%の塩水に1時間浸ける(1時間くらいなら、カワニナは平気なようです)
3. 水道水で塩をしっかり流す

後は、発砲スチロールの箱に水を入れて、野菜くずや鯉の餌を与えて飼っておくのですが、大量の糞を出すため、水がものすごく汚れます。
ボウフラが湧くのもいやなので、毎日水替えすることになりましたが、結構面倒です。

『自噴井戸』でも述べたとおり、井戸水は近所にいくらでも湧いていますが、毎回汲みに行くのはやはり大変。(よそのものだし)
水道の汲み置きでもよいけれど、急な要求に対応できない。

...と、あれこれ考えた末、後々幼虫の飼育のことも考えて、井戸を掘ることにしました!
ただし、金はかけられないので、自分で掘っちゃいます!

産卵を確認

ホタルをケースに入れて、6日目。
ピンセットで水苔を探ってみたところ、卵が付いてきました。
交尾は確認していましたが、はたして産卵したかどうか不安でしたが、これで一安心。
まず、最初の関門はクリアしました。
卵
20日ほどで孵化するということですので、それまで水苔を乾燥させないようにして待ちたいと思います。

成虫を交尾させる

ネットで検索すると、けっこう多く飼育記録がアップされていましたので、先輩方に従い、メスオス比1:4くらいで100均で買ったケースに入れました。
数が足らないので、近隣の野生のものに来てもらいました。もちろん捕獲禁止でなく、安定して大量に発生している場所から数匹だけです。うまく増えたら戻そうと思っています。
飛び回るのは交尾相手を探すためですから、むしろ助けていることになるのですが、情緒的に考えるとなんとなく閉じ込めるのは気が引けます
成虫の様子
オスとメスの様子
湿らせた水苔に、アジサイの葉を入れています。
上から見ると
上から見たところ
もちろん、普段は蓋をしています。

ホタルを増やす計画

ウチの横には小川(農業用水)が流れていて、野生の源氏蛍が生息しています。
以前は一年中通水していて、上流には水草が繁茂し、浄化されたきれいな水が流れていました。
数年前には100匹を超えるような乱舞も見られたのですが、その後どういう事情か、夏の暑い時期に長期間水が止められたことがありました。
川底はすっかり乾き、水草はすべて枯れ、通水再開時には大量のヘドロとなって川に積り、ドブのようになってしまいました。
その後、頻繁に水が止まるようになり、元のようにきれいな川には戻りませんでした。
羽化するホタルの数は、多くなったり少なくなったり、場所が変わったりを繰り返すので、それだけが原因とはいえませんが、翌年には10匹程度しか羽化しませんでした。
その翌年は低温が影響してか、やはり10匹ほどとなり、追い討ちをかけるように台風による大雨で、大量の土砂が流れ込み、今年は5匹程度にまで減ってしまいました。
私自身は、自然の物は自然のまま放って置くべきだと考えているので、川を掃除したり、カワニナを増やしたりということはやってきましたが、人工飼育には乗り気でなかったのですが、無くなってはあまりにさびしいので、回復を図ることにしました。

9月8日 台風の日

水が豊富だということは、あふれることもあるのですね。
もっとも、雨量も尋常ではなかったようですが。
家から見ていると、ちょっと雨が強いなというくらいの感じだったのでうっかり車で外出したら、栢山付近は川があふれて水浸し。車も動けなくなりそうだったので、あわてて引き返しました。
水位がバンパーよりも高くなると、なかなか進まなくなるので、ちょっと怖かったです。
雨がおさまってから、町の様子を見に行きました。
交差点
水路があふれた交差点です。
栢山駅西側は、通行止めになっていました。
青い雨具は消防署の人です。
栢山駅そば県道
川ではありません。道路です。その1
道路1
その2
道路2
道路から水路に水が流れ込んでいます。
水路1
ちなみに、通常はこんなです。
水路通常
仕様がないので、川渡りで皆さん帰宅します。
横断中
栢山駅西の仙了川沿いです。
ガードレールの向こう側が川です。
栢山駅そば川沿い
土砂崩れ災害のひどかった小山町とつながっている酒匂川は、大量の土砂で濁ったままになっています。
また、杉などの樹木が根こそぎ流されたきて、そのままになっています。
元に戻るには、そうとうかかりそうですネ。
酒匂川は次回にでも。

自噴井戸

前回につづき、水の話です。
酒匂川と箱根に挟まれた地域は、豊富な地下水が地中の比較的浅い部分を流れているそうで、井戸をを掘ると水が吹き上がってきます。
井戸というと、井戸桶の底にたまった水を、釣瓶やポンプで汲み上げるものだとばかり思っていたので、噴水のように噴出すこの地方の井戸を初めて見たときは驚きました。
しかも、これが町中いたるところにあり、どくどく水を吐き出しています。
家を探しているとき、水道を引いていない家が結構あって不思議に思ったのですが、この光景を見て納得しました。
人家の井戸
↑こんな感じや、↓こんな感じ
道端の井戸
上の二つが、この地方の伝統的な井戸の形なんだそうですが、現代ではいろいろな形があります。
アパートの井戸
アパートの井戸
駐車場の井戸
駐車場に残った井戸
水は不断に湧き出しているので、下の写真ように、川や側溝に流しています。
井戸水の注ぐ川
道端に出ている井戸や、皆に開放している井戸も多くあります。
この夏は大変暑かったですが、歩いている途中に手や顔を洗うことができて、とても助かりました。

芦ノ湖の花火大会

芦ノ湖夏まつりウイークということで、7月31日から8月5月まで毎晩花火大会がありましたが、最終日に行ってきました。
この日は、湖上に立てた2本の鳥居を焼く『鳥居焼きまつり』と一緒の開催でした。
花火の前に鳥居に火が点される神事があり、灯籠が流され、遊覧船や海賊船が沖に並び、準備が整ったところで花火があがります。
燃える鳥居と海賊船
花火が終わったころに鳥居が焼け落ち、灯籠が岸辺に流れ着くというような感じで、なかなか風情がありました。
ところで、この時期は各所で花火がありますが、芦ノ湖の花火は、他と大きく違うことがあります。
それは、涼しいということ。
この日、下界の小田原とはちょうど10度の気温差がありました。

そろそろ盆踊りが

厚くても寒くても、毎日欠かさず散歩しています。一昨日に雨が降る以前は、暑くても日陰に入れば涼しく感じたけれど、昨日今日は、肌がベットリしてさすがに気持ち良くない。
そんな中、盆踊りや神社の夏祭りが各処で行われています。私が住んでいるのは、小田原といっても城下町ではなく、北部の田園地帯なので、このところ毎週どこかで必ず行われています。
新参者としては、直接参加するわけではないが、見ているだけでも楽しい。ただし、あまり見ていると、地元のオジサンたちから胡散臭そうな目で見られるので、気をつけています。
芦ノ湖の花火が始まったようだけれど、今日は残念ながらいけなかった。外に出ると、なんとなく音だけが聞こえていました。

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