自噴井戸

前回につづき、水の話です。
酒匂川と箱根に挟まれた地域は、豊富な地下水が地中の比較的浅い部分を流れているそうで、井戸をを掘ると水が吹き上がってきます。
井戸というと、井戸桶の底にたまった水を、釣瓶やポンプで汲み上げるものだとばかり思っていたので、噴水のように噴出すこの地方の井戸を初めて見たときは驚きました。
しかも、これが町中いたるところにあり、どくどく水を吐き出しています。
家を探しているとき、水道を引いていない家が結構あって不思議に思ったのですが、この光景を見て納得しました。
人家の井戸
↑こんな感じや、↓こんな感じ
道端の井戸
上の二つが、この地方の伝統的な井戸の形なんだそうですが、現代ではいろいろな形があります。
アパートの井戸
アパートの井戸
駐車場の井戸
駐車場に残った井戸
水は不断に湧き出しているので、下の写真ように、川や側溝に流しています。
井戸水の注ぐ川
道端に出ている井戸や、皆に開放している井戸も多くあります。
この夏は大変暑かったですが、歩いている途中に手や顔を洗うことができて、とても助かりました。

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