アーカイブ ‘ 2010年 8月

自噴井戸

前回につづき、水の話です。
酒匂川と箱根に挟まれた地域は、豊富な地下水が地中の比較的浅い部分を流れているそうで、井戸をを掘ると水が吹き上がってきます。
井戸というと、井戸桶の底にたまった水を、釣瓶やポンプで汲み上げるものだとばかり思っていたので、噴水のように噴出すこの地方の井戸を初めて見たときは驚きました。
しかも、これが町中いたるところにあり、どくどく水を吐き出しています。
家を探しているとき、水道を引いていない家が結構あって不思議に思ったのですが、この光景を見て納得しました。
人家の井戸
↑こんな感じや、↓こんな感じ
道端の井戸
上の二つが、この地方の伝統的な井戸の形なんだそうですが、現代ではいろいろな形があります。
アパートの井戸
アパートの井戸
駐車場の井戸
駐車場に残った井戸
水は不断に湧き出しているので、下の写真ように、川や側溝に流しています。
井戸水の注ぐ川
道端に出ている井戸や、皆に開放している井戸も多くあります。
この夏は大変暑かったですが、歩いている途中に手や顔を洗うことができて、とても助かりました。

芦ノ湖の花火大会

芦ノ湖夏まつりウイークということで、7月31日から8月5月まで毎晩花火大会がありましたが、最終日に行ってきました。
この日は、湖上に立てた2本の鳥居を焼く『鳥居焼きまつり』と一緒の開催でした。
花火の前に鳥居に火が点される神事があり、灯籠が流され、遊覧船や海賊船が沖に並び、準備が整ったところで花火があがります。
燃える鳥居と海賊船
花火が終わったころに鳥居が焼け落ち、灯籠が岸辺に流れ着くというような感じで、なかなか風情がありました。
ところで、この時期は各所で花火がありますが、芦ノ湖の花火は、他と大きく違うことがあります。
それは、涼しいということ。
この日、下界の小田原とはちょうど10度の気温差がありました。

return top