アーカイブ ‘ 2012年 6月 ’
水が出ました!
砂の層は、さわるだけで崩れるほど脆いため、掻き上げる道具を作りました。
イレクターパイプをつないで3mの長さにし、折りたたみスコップと、100均のお玉を付けました。
お玉で砂を掻き、スコップをL字型にまげて持ち上げます。
約1m掘り下げましたが、調査資料のとおり、砂ばかりです。
写真左が取り出した砂。右の土は表層の造成用埋土です。
3m近く掘ったところで、いきなり水がでました。
しみ出してくるというより、ここから下が水の層という感じです。
砂をかければ水が消え、砂をどければ水面が顔を出します。
調査資料と一致することが、完全に証明されたので、俄然やる気がでました。
水が出た以上、掘らないわけにはいきません。
資料によれば、4.5m弱までこのまま砂の層で、そこから硬い砂礫層になるということなので、砂礫層まで掘るだけでも水深1.5mはとれます。
ということで、もうちょっと掘れるんじゃないかと期待も入れて、目標を5mにします!
井戸の予測が立ちました
神奈川県がボーリング調査結果を公開しているのを見つけました。
神奈川地質情報マップ
このサイトでは、調査した地点の細かな地質情報に加え、地下水位まで公開されています。
井戸掘りを計画されている方には、参考になると思います。
幸運なことに、ウチのすぐそば(30mくらい)の調査結果がありました。
おかげで、今後の計画が立てられます。
これによると、現在の砂の層は地下約4mまで続き、その後硬い砂礫層になることが判りました。
また、坑内水位が2.9mと記されているので、ちょっと期待できます。
とりあえず掘り起こしてみます
たった1mでギブアップというのは、どうにも業腹なので、地下がどうなっているのか掘って確認することにしました。
スコップと鍬で穴を掘ります。腰がつらいです。
VU100管が止まっているところまで掘りました。
写真では判りにくいのですが、大きな石の層で止まっていました。
石を掘り出します
さらに穴を広げて、スコップと鍬で石を引き上げます。
3時間ほどでこれだけあがりました。これでは掘れるはずがありませんネ。
幸いに、石と石の間は粗い砂でしたので、石を崩すのは楽でした。
まったく河原を掘るのと同じでした。
これだけあげたら、石はすっかりなくなり、粗い砂だけの層になりました。
側面の石は、触れるだけで崩れ落ちてくるような状態です。
深さは1.5mほどです。
砂だけなら楽そうなので、もう少し掘ってみようと思います。
井戸は掘り進めなくなりました
砂礫層になってから、掘り機で少しずつ砂と砂利をあげていましたが、1日数センチしか進みません。
ガイド用のVU100管がどんどん下がって約1mのところで止まり、非常に硬い層でまったく掘れなくなりました。
鉄の杭でたたいても、まったく駄目。
難しいとは予想はしていましたが、たった1mというのはちょっとショックです。
写真を撮るのもすっかり忘れていました。
井戸掘り開始
打ち抜き井戸の原理や道具の作り方など、細かいことについては、多くの方がネット上で公開されていますので、ここでは過程のみ紹介したいと思います。
興味のある方は、リンク集などもありますので、検索してみてください。
まずは道具です
あらかじめ、曽我部式の掘り機を2個作りました。
続いて堀り開始です
庭の一画に位置を定め、まずスコップで直径50くらいの穴を掘ります。
塩ビパイプのかけら、土管のかけら、空き缶、軍手、ガラス片、コンクリート片などが混じり合った造成用埋土を60cmほど掘ると、粘土の層になりました。
ガイド用に塩ビのVU100管を差して、周りの穴を埋め戻し、水を入れながら掘り機で突き始めました。
ところが!
粘土層はあっという間、20cmほどで終わり、いきなり砂礫層になりました。
こうなると、掘れているのかいないのか、砂利とすなが少しずつしかあがってきません。
やはり、難しいのか...