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新 水やりシステムのその後

昨年7月にはできあがっていましたが、結果をざっと紹介します。

◆立水栓

井戸掘りの最初に使ったVU100管 1mが余っていたので、穴を開けて、前に紹介した管を取り付けました。
水栓04
隙間はパテで埋めています。

薄い小石を接着剤で貼り付け、白モルタルで洗い出しにしてみました。
水栓できあがり

ただ、石の貼り付けには大変手間がかかり、途中で全面貼り付けを断念しました。
残りは筋目をつけてごまかしました。

石を張っていない塩ビむき出し部分は、モルタルがのりませんので、モルタル接着剤ハイモルエマルジョンで網を貼り付け、その上に塗っています。
モルタル自体にもハイモルエマルジョンを混ぜています。
モルタルの粘度が上がって作業もしやすく、完成後の強度も上がるので、おすすめです。
すでに一年近く経ちましたが、欠けもせずしっかりしています。

 
◆配管

通電時間開形の電磁弁を入手しました。接続口径 Rc 1/2のもので塩ビ管13mmの継手にぴったり合います。
バルブ側を水栓につなぎます。
ホタル水槽と餌の水槽に同時に注ぐようにしたため、ちょっと複雑になりました。
配管02

冬の凍結防止のために断熱加工した箱(ベニヤ板で自作)に収め、柱に固定。
配管03

水栓とつなぎました。
配管接続

各電磁弁は、市販のタイマーで制御します。
制御板

このタイマーは、14個までのオンオフ設定が、曜日ごとに秒単位で可能で、自由度が非常に高く便利です。
電磁弁とセットで買っても数千円ですので、電源の確保さえできれば、1万円、2万円もしながら1日2回しか設定できないような水やりタイマーよりお得だと思います。

 
留意点

このシステムで問題なく動作しています。
水やりタイマーのときは、水が出なくなったり、電池が切れたりと、毎回確認する必要がありましたが、放っておいても大丈夫になりました。

ただし、電磁弁を使う場合は、次の点に注意が必要だと感じました。
・使用始めには少し油が出るので、生物に使う場合、気になるようなら運用前に洗うなどした方がよいかも
・開閉時の動作ショックや音が結構大きいので、取り付け場所に気をつけましょう。

この際、立水栓も作ろうと思います

井戸を掘ってから2年になりますが、まだ塩ビ管に断熱材を巻いただけの水栓を使っています。

今回、水やりシステムをしっかり作ろうと思いますので、水栓もセットで作ることにしました。

今までは、タイマーを水栓に取り付けていましたが、水やりシステムは水槽側に付けることにして、水栓を独立させます。

どちらが先でもよいのですが、こっちの方が大変そうですので、先に水栓を作ります。
まず、てっぺんの蛇口とホース用、ホタルの水やり用の3口を作ります。

水栓01

次は外側を作ります。

水やりシステムを制作

これまで、ホタル水槽に自動で井戸水を流し込むために、簡易散水タイマーを2個使用していましたが、片方が壊れました。

こんな感じです。ダブル水やりタイマー(今は配置がちょっと替わっていますが)

このタイマーは、1日に最大12回、自動で水を流すことができるため、それなりに使えるのですが、ほぼ1年で確実に壊れます。

すでに壊れたのも3個目ですが、いよいよ入手が困難になってきました。
しかもこの商品は値動きが激しく、1000円から4000円台まで動くため、見切りを付けて、別のシステムを考えることにしました。

散水用タイマーも探しましたが、たいてい午前午後1回ずつ程度しか動かせず、しかも平気で1万円、2万円もするものばかり。

いろいろ探した結果、電磁弁が簡単に入手できることが判りました。
これなら、タイマーと組み合わせて、自由な時間に水やりが可能になります。

そういうことで、また工作の始まりです。

ブログのタイトルを変えました

別に大したことではありませんが、いろいろとあってタイトルを変えることにしました。
内容は、やっぱりホタルとDIYがメインになりそうです。

ダブル水やりタイマー

現在、ホタルの幼虫とカワニナの水槽には、1日3回、自動で井戸水を流していますが、ポンプと水道管に残っている出始めの水の処理に悩みます。

夏は熱水、冬は冷水が出るわけですが、出てくる水が地下水の温度(約17℃)になるまでは、冬の方が時間がかかることがわかりました。

熱水はホタルの幼虫に悪いので、夏だけの問題だと思っていましたが、冬になると、今度はカワニナの方に影響が出てきました。体験してみないと、わからないものです。

これまでは、出始めの水だけバケツに捨てるカラクリを使っていましたが、場所も取し、動かなくなることもあるので、どうしようかと思っていたところ、水やりタイマーの値段がガクンと下ががりました。

夏頃は3千円以上したものが、千円くらいになってきたので、もう1個購入です。

上のタイマーで、出始めの水を3分流し、その後、水槽につないだ下のタイマーが作動するというわけで、水温問題は解決しました。

ポンプを付けました

水の濁りが無くなってきたので、ポンプを付けました。
価格と性能を考えて、寺田のTHP-150を選びました。
ラッキーなことに、某ホームセンターのお値打ち品で、1ランク下のモデルと同等の価格で買えました。
ポンプ設置
井戸にはマスをかぶせて、地中に配管しました。
立水栓などは後回しにして、とにかく使えるようにしました。
配管
水はガンガン出ています。いくら出しても枯れることはなさそうです。
とりあえず、水は川に流すようにしています。
水
砂取り機も付けました。
最初に水がゴボゴボあがってきたときは、ちょっと感動しました。
砂取り機
これで、水は確保できました。
あとは、ホタルにどう活用するか考えます。

井戸さらい

穴が掘れたら、井戸さらいをしなければなりませんが、ポンプ類は持っていません。
どうしようかと思っていたところ、こちらのサイトの方がポンプを自作されていたので、私も真似して、あまった塩ビ管で作ってみました。
なお、アイデアは拝借しましたが、サイズが違うため、ピストンなど内部機構はオリジナルで作りました。
手押しポンプ
私の場合、VU75の細いボディで作っているので、けっこう力がいりますが、井戸さらいや緊急用には使えそうです。
ただし、このポンプには欠点があり、あがってきた砂で内部が削れるため、塩ビのくずが大量に出ます。
とりあえず、泥のにごりが消えるまで、使ってみるつもりです。

終了にしました

5mを超えてから、さらに5cmほど掘れました。
石にも当たらないので、まだ掘れそうでしたが、この井戸はここで終了にして、穴を埋めました。
埋めるに当たって、20cmほど井戸枠を追加しています。
穴埋め
最初の1週間は苦労しましたが、掘り直してからはあっという間でした。
もう少し掘っていたい気もします。

あと3cm

掘り始めたら、すぐに石にあたりました。
刺突機とらせん穴掘り機ではがしたので、大きさはわかりませんが、ごろごろしている感触がわかります。
あれやこれや、2時間くらい格闘して、かき混ぜ機でようやく引き上げました。
石1
井戸枠の直径を超えていましたが、あがるものですネ。
石2
かき混ぜ機のアタッチメントは、何人かの方が使われていたので試してみましたが、けっこう役に立ちます。
けっしてグリグリさせずに、上からまっすぐ、ゆっくりと差し込むのがコツです。
かき混ぜ機
もう1個あがりました。
石3
この3日間の成果です。
3日分
これらの石があがったら、砂利と砂だけになり、ついに5mに達しました!
5m達成

残り6cmから

昨日までは、刺突機を手で突き落としていたのですが、全然削れないので、ハンマーで叩き込むようにしました。
ハンマーで叩き込んで、らせん穴掘り機でグリグリすると、少しずつですが崩せることがわかりました。
今日は3cmほど進みました。
3cm

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