アーカイブ ‘ 2013年 4月

晴天続きで上陸しないホタルと丸ごと皮一枚

暖かい日はあっても10日以上晴天続きで、残ったホタル幼虫の上陸が進んでいませんでした。
いい加減上陸しないと、羽化の時期が遅れるだろうと心配していましたところ、今日は寒いくらいなのにほとんどの幼虫が上陸を始めています。

ぽつぽつ雨が降り始めていて、明日は久しぶりの雨だそうですので、わかるのでしょう。
上陸の第一条件はヤッパリ雨ですネ。

写真がないとつまらないので、珍しい抜け殻写真をご紹介。
一瞬死骸かと思いましたが、中身は空っぽで、まるまる綺麗に脱げた皮です。

皮00

飼育していると、抜け殻自体は毎日見るので珍しくないのですが、これだけ綺麗に抜けたのは初めて見ました。

皮01

拡大すると、メッシュ構造がはっきり見えます。

皮01up

ホタル寝床の増築

上陸しそうな幼虫が50匹以上いて狭くてかわいそうな気がしたので、ある程度上陸したところでもう一つ蛹床を追加しました。

増築

今度はフタがしっかり閉まります。

2個目

幼虫諸肌脱ぎ

上陸したものもいる中、まだまだ成長を続けている幼虫もいます。
ちょうど脱皮中のものを見つけました。

脱皮00b

よくわかりませんが、たぶん丸い粒が蓄えた栄養なのだろうと思います。

ホタル 幼虫上陸最盛期

今日は春の嵐で昼から強い雨が降っていますが、幼虫の上陸にはピッタリの天気なのでしょう。
きらきら光りながら這い回っています。幼虫としては最も綺麗な時ですネ。
先日の脱走時はあまり光っていませんでしたが、今日は気温が高いせいかもしれません。
h

写真はスローシャッターで撮っていますので、動いているものは光がぶれています。
雨02

よく見ると、幼虫の発光器は左右2個に分かれているのですね。
雨03

因みに、晴れの日は這い回っていてもほとんど光りません。

手に負えないほど動き回る幼虫

これまでは、上陸してもおとなしかったホタルの幼虫ですが、雨の今夜は動きがまるで違います。
仕事から帰って覗いてみると、10匹以上も箱の外を這い回っているではありませんか。
ほんのわずかな箱の隙間から、這い出してくる様子。慌てて拾い集めて元に戻しました。
川の方に逃げるのなら放っておいてもよいのですが、土のない道路方向jに向かっていくので、無理矢理戻しました。(数匹は川岸へ放してみましたが)

天井も這い回る活動ぶり。飛びこそしませんが、成虫を箱に入れた時を思い起こさせる動きですネ。
上陸01

蓋を開けると、すぐに這い出してきます。
上陸02

上へ上へと行こうとする本能なのでしょうか。
上陸03

しかし、このままではまた這い出しまいます。
どうしたものかと思案に暮れましたが、とりあずティッシュペーパーを蓋の間に挟んでみました。
これはうまくいきました。水を含むと膨張して、隙間をふさぐようです。
なにしろ初めてのことですから、いろいろ学んでいます。

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