カテゴリー ‘ 井戸掘り

井戸底を覗いてみました

これ以上掘れるかどうか判断するため、井戸の底を覗いてみることにしました。
金はかけたくないので、900円くらいの安いWebカメラを簡易防水(ビニール袋で包んだだけです)して、突っ込んでみました。
このカメラは、安いながらLEDが突いているので、都合がよいのでした。
どうせすぐに壊れるでしょうから、パソコンで動画を録画しながらの一発勝負です。
では、投入!

底が見えてきました。井戸枠に空けた取水スリットが見えます。
井戸底1
端の方が削れて、小石が見えているのがわかります。
井戸底2
さらに近づきます。
井戸底3
きれいに平らになっていますが、コンクリートの表面みたいに砂利が混じっていて、石では無いようです。
井戸底4

ここで壊れました。
3分くらい持った感じです。

石で無ければ進めそうなので、もう少し続けてみようと思います。

 
<追記>
壊れたかと思いましたが、完全に乾かしたら普通に使えるようになりました。

難航しています

今日は、昨日と同じ作業の繰り返しでしたが、やはり1cm程度しか進みません。
小石が、らせん穴掘り機に挟まってあがってきたので、石に当たっているわけではなさそうです。
水深を測ってみると、180cmほどありました。
目標の5mまではあと少しですが、あきらめるかどうか、ちょっと考えます。

硬い層にあたっています

石にあたったのか、大変硬い層にあたり、穴掘り機や井戸掘り機では文字どおり歯が立たないため、刺突機を作りました。
鉄のロープ止めを、イレクターパイプに固定しています。
刺突機
これで突いて、らせん穴掘り機で崩すという作業を繰り返しますが、
ほとんど掘れません。
今日は1cm進んだかどうかといったところでした。

5mまで40cm

いよいよ砂礫層に入ったらしく、小石が混じりはじめました。
結構硬いため、硬い層用の道具を用意しました。
らせん穴掘り機
金象印 Wらせん穴掘り機に塩ビパイプ継ぎ手を取り付けたのですが、硬い層を掘るのにとても有効です。
2枚のたて切り刃で、ガリガリ削ることができ、サイズが合えば、小石が挟まってあがってきます。
噛み込み
井戸掘り用には、とてもオススメです。
実は最初、らせんの無い他の穴掘り機を試したのですが、まったく役に立ちませんでした。
この穴掘り機で削っては曽我部式井戸掘り機で取り出す方式で進めましたが、5mまで残り8cmほどのところで大変硬くなり、削れなくなりました。
というわけで、今日はここまでです。
8cm

井戸枠5mから作業開始

今日は、残りのVU75管1mを追加して、作業開始です。
ようやく、スタンダードな曽我部式掘り機で、掘り進めます。
水はたっぷり出ていますので、新たに入れる必要はありません。
数回突いては掘り機を取り出し、砂を捨てるだけの作業です。
ただ、砂が硬くなってきたので、そう速くは掘れなくなりました。
60cmほど掘ったところで、今日は終わりにします。
50cm

井戸枠を入れます

水が出てくると、お玉やスコップで掘っても砂が崩れてくるので、井戸枠を入れながら掘ることにしました。
目標5mということで、VU75管の2mを2本、1mを1本購入。
5m掘れた場合、水深が約2mになる予定ですから、2m 1本にグラインダーでスリットを入れ、寒冷紗を5重に巻きました。
井戸枠
これに、2mのVU管をつないで4mにして、穴に差し込みます。
曽我部式井戸掘り機(久しぶりの登場)を中に入れて上下させてみると、砂が柔らかいので、どんどん沈んでいきます。
20分ほどで、1m入りました。
4m挿入
これで、地表から4m掘ったことになります。
一挙に進みましたので、今日はここまで。

水が出ました!

砂の層は、さわるだけで崩れるほど脆いため、掻き上げる道具を作りました。
掻き出し道具
イレクターパイプをつないで3mの長さにし、折りたたみスコップと、100均のお玉を付けました。
お玉で砂を掻き、スコップをL字型にまげて持ち上げます。
約1m掘り下げましたが、調査資料のとおり、砂ばかりです。
砂
写真左が取り出した砂。右の土は表層の造成用埋土です。

3m近く掘ったところで、いきなり水がでました。

出水
しみ出してくるというより、ここから下が水の層という感じです。
砂をかければ水が消え、砂をどければ水面が顔を出します。
調査資料と一致することが、完全に証明されたので、俄然やる気がでました。
水が出た以上、掘らないわけにはいきません。
資料によれば、4.5m弱までこのまま砂の層で、そこから硬い砂礫層になるということなので、砂礫層まで掘るだけでも水深1.5mはとれます。
ということで、もうちょっと掘れるんじゃないかと期待も入れて、目標を5mにします!

井戸の予測が立ちました

神奈川県がボーリング調査結果を公開しているのを見つけました。
神奈川地質情報マップ
このサイトでは、調査した地点の細かな地質情報に加え、地下水位まで公開されています。
井戸掘りを計画されている方には、参考になると思います。
幸運なことに、ウチのすぐそば(30mくらい)の調査結果がありました。
おかげで、今後の計画が立てられます。
これによると、現在の砂の層は地下約4mまで続き、その後硬い砂礫層になることが判りました。
また、坑内水位が2.9mと記されているので、ちょっと期待できます。

とりあえず掘り起こしてみます

たった1mでギブアップというのは、どうにも業腹なので、地下がどうなっているのか掘って確認することにしました。
スコップと鍬で穴を掘ります。腰がつらいです。
VU100管が止まっているところまで掘りました。
掘り起こし
写真では判りにくいのですが、大きな石の層で止まっていました。
石を掘り出します
さらに穴を広げて、スコップと鍬で石を引き上げます。
3時間ほどでこれだけあがりました。これでは掘れるはずがありませんネ。
石
幸いに、石と石の間は粗い砂でしたので、石を崩すのは楽でした。
まったく河原を掘るのと同じでした。
これだけあげたら、石はすっかりなくなり、粗い砂だけの層になりました。
石の層
側面の石は、触れるだけで崩れ落ちてくるような状態です。
深さは1.5mほどです。
砂だけなら楽そうなので、もう少し掘ってみようと思います。

井戸は掘り進めなくなりました

砂礫層になってから、掘り機で少しずつ砂と砂利をあげていましたが、1日数センチしか進みません。
ガイド用のVU100管がどんどん下がって約1mのところで止まり、非常に硬い層でまったく掘れなくなりました。
鉄の杭でたたいても、まったく駄目。
難しいとは予想はしていましたが、たった1mというのはちょっとショックです。
写真を撮るのもすっかり忘れていました。

return top