カテゴリー ‘ ホタル

飼育ホタルはまだ蛹

昨夜は雨が降ったので、川のホタルが3匹ほど出てきました。
ただ、今晩は気温が低いためほとんど飛びません。

野生のホタルが増えていくのに育てている方は動きがないので、あまりいじりたくはないですがちょっとだけ蛹床を掘ってみたら、蛹になっていました。
蛹

動向が見えないので不安でしたが、ちゃんと生きているのがわかってホッとしました。
まだ真っ白なので、羽化はまだまだ先ですネ。

今年のホタル1号、2号出現

飼育中の幼虫はまだ上陸を続けているというのに、自宅横の野生のホタルがついに羽化しました。
土日の雨で羽化したようですが、早いですネ。確認できたのは2匹です。

手持ちで撮ったためブレています。
ホタル1号

飛んでいるところです。
ホタル2号

ここのホタル(源氏蛍)は小田原のなかでも早く、ここが終わる頃他の場所が出始めます。
近年は、川の水が止まったり土砂が流れ込んだりと状態が悪いので心配しましたが、一安心です。

水が温んで

5月に入ってもまだ夜は寒いくらいで、今年はなかなか暖かくなりません。
寒いせいでしょうか、ホタルの幼虫はまだ上陸してくるものがいます。
例年だと、野生では今月末には羽化し始めますから、遅れて羽化するのか、死んでしまうのかわかりませんが、様子をみるよりありません。

涼しいとはいえ、冬に比べれば暖かいわけで、カワニナの水槽を掃除すると、こんなものがたくさん揚がってきます。
一見すると糞だか何だかわかりません。
子ニナ01

拡大するとこの通り。
カワニナの子供たちです。これでも体内にいるときよりは大きくなっていますね。
子ニナ02

終いにはホタルのエサになってしまうわけで、妙な気持ちではありますが、元気に育ってほしいと思います。

晴天続きで上陸しないホタルと丸ごと皮一枚

暖かい日はあっても10日以上晴天続きで、残ったホタル幼虫の上陸が進んでいませんでした。
いい加減上陸しないと、羽化の時期が遅れるだろうと心配していましたところ、今日は寒いくらいなのにほとんどの幼虫が上陸を始めています。

ぽつぽつ雨が降り始めていて、明日は久しぶりの雨だそうですので、わかるのでしょう。
上陸の第一条件はヤッパリ雨ですネ。

写真がないとつまらないので、珍しい抜け殻写真をご紹介。
一瞬死骸かと思いましたが、中身は空っぽで、まるまる綺麗に脱げた皮です。

皮00

飼育していると、抜け殻自体は毎日見るので珍しくないのですが、これだけ綺麗に抜けたのは初めて見ました。

皮01

拡大すると、メッシュ構造がはっきり見えます。

皮01up

ホタル寝床の増築

上陸しそうな幼虫が50匹以上いて狭くてかわいそうな気がしたので、ある程度上陸したところでもう一つ蛹床を追加しました。

増築

今度はフタがしっかり閉まります。

2個目

幼虫諸肌脱ぎ

上陸したものもいる中、まだまだ成長を続けている幼虫もいます。
ちょうど脱皮中のものを見つけました。

脱皮00b

よくわかりませんが、たぶん丸い粒が蓄えた栄養なのだろうと思います。

ホタル 幼虫上陸最盛期

今日は春の嵐で昼から強い雨が降っていますが、幼虫の上陸にはピッタリの天気なのでしょう。
きらきら光りながら這い回っています。幼虫としては最も綺麗な時ですネ。
先日の脱走時はあまり光っていませんでしたが、今日は気温が高いせいかもしれません。
h

写真はスローシャッターで撮っていますので、動いているものは光がぶれています。
雨02

よく見ると、幼虫の発光器は左右2個に分かれているのですね。
雨03

因みに、晴れの日は這い回っていてもほとんど光りません。

手に負えないほど動き回る幼虫

これまでは、上陸してもおとなしかったホタルの幼虫ですが、雨の今夜は動きがまるで違います。
仕事から帰って覗いてみると、10匹以上も箱の外を這い回っているではありませんか。
ほんのわずかな箱の隙間から、這い出してくる様子。慌てて拾い集めて元に戻しました。
川の方に逃げるのなら放っておいてもよいのですが、土のない道路方向jに向かっていくので、無理矢理戻しました。(数匹は川岸へ放してみましたが)

天井も這い回る活動ぶり。飛びこそしませんが、成虫を箱に入れた時を思い起こさせる動きですネ。
上陸01

蓋を開けると、すぐに這い出してきます。
上陸02

上へ上へと行こうとする本能なのでしょうか。
上陸03

しかし、このままではまた這い出しまいます。
どうしたものかと思案に暮れましたが、とりあずティッシュペーパーを蓋の間に挟んでみました。
これはうまくいきました。水を含むと膨張して、隙間をふさぐようです。
なにしろ初めてのことですから、いろいろ学んでいます。

ホタル幼虫上陸

早速幼虫の上陸が始まりました。

写真では1匹しか光っていませんが、4、5匹上がってきたようです。
ついにここまできました。
あとは、うまく羽化するのを祈るのみです。

ホタル幼虫脱走

幼虫は毎晩チェック(覗くだけですが)していますが、21日の夜、水槽の外に出ている幼虫を見つけました。このところの暖かさで、上陸を始めたようです。
外に出てしまったら行き先は下のカワニナ水槽しかありません。
覗いてみると、脱走した幼虫が動いているのが見えました。
このままでは、どんどん下に落ちてしまうので、慌てて蛹床をこしらえました。

川のホタルを増やすのが目的で始めたので、川に放せばよいかもしれませんが、どうも川の状態がよくないし、いきなり放すと多くの幼虫が死んでしまうでしょうから、最初は成虫になるまで面倒をみようと思います。

気にはなっていましたが、上陸は4月かな思っていたので(仕事も忙しいし)、何も用意していませんでした。
仕方ないので、ちょうどウチにあった赤玉土を砕いて、ピートモスを混ぜ、水苔を乗せてみました。

カワニナ水槽に落ちた幼虫も拾い上げ、こちらに入れました。
5、6匹見つけましたが、まだいるかもしれません。それはあきらめましょう。
写真上部にあるカワニナの殻は、捨てないでおいていたら、大量の幼虫が入り込んで分離できなくなったため、仕方なく一緒に入れたものです。やはり、まめに捨てた方がよいですネ。次回の反省点です。

普段は隠れて姿を見せないので、まとめて見たことは無かったのですが、育っていますネ。
カワニナが変換された結果です。

姿を見ないといえば、ホタル水槽をのけたら、ヤマトヌマエビが健在でした。
これもほったらかしですが、結構たくましいものです。

return top