カテゴリー ‘ ホタル ’
水が温んで
5月に入ってもまだ夜は寒いくらいで、今年はなかなか暖かくなりません。
寒いせいでしょうか、ホタルの幼虫はまだ上陸してくるものがいます。
例年だと、野生では今月末には羽化し始めますから、遅れて羽化するのか、死んでしまうのかわかりませんが、様子をみるよりありません。
涼しいとはいえ、冬に比べれば暖かいわけで、カワニナの水槽を掃除すると、こんなものがたくさん揚がってきます。
一見すると糞だか何だかわかりません。
拡大するとこの通り。
カワニナの子供たちです。これでも体内にいるときよりは大きくなっていますね。
終いにはホタルのエサになってしまうわけで、妙な気持ちではありますが、元気に育ってほしいと思います。
晴天続きで上陸しないホタルと丸ごと皮一枚
暖かい日はあっても10日以上晴天続きで、残ったホタル幼虫の上陸が進んでいませんでした。
いい加減上陸しないと、羽化の時期が遅れるだろうと心配していましたところ、今日は寒いくらいなのにほとんどの幼虫が上陸を始めています。
ぽつぽつ雨が降り始めていて、明日は久しぶりの雨だそうですので、わかるのでしょう。
上陸の第一条件はヤッパリ雨ですネ。
写真がないとつまらないので、珍しい抜け殻写真をご紹介。
一瞬死骸かと思いましたが、中身は空っぽで、まるまる綺麗に脱げた皮です。
飼育していると、抜け殻自体は毎日見るので珍しくないのですが、これだけ綺麗に抜けたのは初めて見ました。
拡大すると、メッシュ構造がはっきり見えます。
手に負えないほど動き回る幼虫
これまでは、上陸してもおとなしかったホタルの幼虫ですが、雨の今夜は動きがまるで違います。
仕事から帰って覗いてみると、10匹以上も箱の外を這い回っているではありませんか。
ほんのわずかな箱の隙間から、這い出してくる様子。慌てて拾い集めて元に戻しました。
川の方に逃げるのなら放っておいてもよいのですが、土のない道路方向jに向かっていくので、無理矢理戻しました。(数匹は川岸へ放してみましたが)
天井も這い回る活動ぶり。飛びこそしませんが、成虫を箱に入れた時を思い起こさせる動きですネ。
しかし、このままではまた這い出しまいます。
どうしたものかと思案に暮れましたが、とりあずティッシュペーパーを蓋の間に挟んでみました。
これはうまくいきました。水を含むと膨張して、隙間をふさぐようです。
なにしろ初めてのことですから、いろいろ学んでいます。
ホタル幼虫脱走
幼虫は毎晩チェック(覗くだけですが)していますが、21日の夜、水槽の外に出ている幼虫を見つけました。このところの暖かさで、上陸を始めたようです。
外に出てしまったら行き先は下のカワニナ水槽しかありません。
覗いてみると、脱走した幼虫が動いているのが見えました。
このままでは、どんどん下に落ちてしまうので、慌てて蛹床をこしらえました。
川のホタルを増やすのが目的で始めたので、川に放せばよいかもしれませんが、どうも川の状態がよくないし、いきなり放すと多くの幼虫が死んでしまうでしょうから、最初は成虫になるまで面倒をみようと思います。
気にはなっていましたが、上陸は4月かな思っていたので(仕事も忙しいし)、何も用意していませんでした。
仕方ないので、ちょうどウチにあった赤玉土を砕いて、ピートモスを混ぜ、水苔を乗せてみました。
カワニナ水槽に落ちた幼虫も拾い上げ、こちらに入れました。
5、6匹見つけましたが、まだいるかもしれません。それはあきらめましょう。
写真上部にあるカワニナの殻は、捨てないでおいていたら、大量の幼虫が入り込んで分離できなくなったため、仕方なく一緒に入れたものです。やはり、まめに捨てた方がよいですネ。次回の反省点です。
普段は隠れて姿を見せないので、まとめて見たことは無かったのですが、育っていますネ。
カワニナが変換された結果です。
姿を見ないといえば、ホタル水槽をのけたら、ヤマトヌマエビが健在でした。
これもほったらかしですが、結構たくましいものです。